新型コロナウイルスとインフルエンザの違いについて
管理人のMARUKUです。
今回は今冬にダブルで流行しそうな新型コロナウイルスとインフルエンザについて双方の違いを解説していきます。
ウイルスとは?
ウイルスは外殻がタンパク質、内部は遺伝子(DNA、RNA)を持つだけの単純な構造の微生物です。 細菌などと違い単独で生存できない、かつ自分自身で増殖することができません。 よって他の生物に寄生し、細胞に入り込み増殖を続けます。 つまりウイルスは他の個体に感染し続けることが生き残るための条件ということになります。
新型コロナウイルス(COVID-19)とインフルエンザウイルスの違い
COVID-19に関してはまだ判明していないことも多いですが、同じウイルスの両者でも症状など異なる点が多いです。
検査法:抗原検査(簡易キット)
症状:高熱(38~39℃)、倦怠感、関節痛
治癒後:症状はほとんどなし
インフルエンザは主に高熱を症状とする疾患です。
毎年冬場に流行し、タイプはAとBに分かれています。例年まずAから流行し始め、落ち着いたときにBがはやり始めます。
症状はAのほうが重いとされ感染力は1人から2人くらいに感染するとされています。 検査は簡易キットの抗原検査で5分もあれば結果が出ます。
検査法:抗原検査(簡易キットなど)、PCR検査、CT検査
症状:熱、咳、味覚障害 治療薬:現段階ではなし
治癒後:様々な症状が続く
COVID-19は味覚障害やCT検査による肺炎像を特徴とする疾患ですが、人によっては全く無症状のケースも多く、その病態自体は未だ明らかになっていません。
インフルエンザとは違い抗原検査も感度が低く結果が出るのに4.5時間かかるPCR検査を行わないと診断が確定出来ません。
この点は今後の改善点にもなってくると思います。
また感染力も高くインフルエンザの約倍(1人から4.5人)と言われています。
補足:死亡率は?
現時点の統計だと2つの死亡率は同じくらいとされていますが、インフルエンザ由来の死亡率の占める多くの割合は二次的な細菌感染によるものでCOVID-19のようにウイルス自体がウイルス性肺炎を起こしたりすることは少ないです。
まとめ
今回はインフルエンザと新型コロナウイルスの違いについて解説しました。 まとめると
- ウイルスは他の生物に寄生し増殖する
- COVID-19はインフルエンザより感染力が高い
今は第二波がやや落ち着いてきた感じですが、ここから冬になると空気も乾燥し再度第三波がくる可能性も大いにあります。 感染対策を常にこころがけましょう。